無線LANセキュリティ:ロケーションフリーとPSP

前回の記事「無線LANとセキュリティ」http://d.hatena.ne.jp/h_nabeka/20081021

ソニー SONY ベースステーション LF-PK20 ロケーションフリーベースステーション

ソニー SONY ベースステーション LF-PK20 ロケーションフリーベースステーション

ロケーションフリーとは離れた場所でテレビなどを使用できる仕組みです。このベースステーションと対応した機器(PSPやノートパソコンなど)があれば、例えばお風呂や布団の中でテレビを見たり、外出先や海外で日本の番組を視聴できたりします。
この商品は無線LANを内蔵しており、クライアントとしてもアクセスポイントとしても利用可能です。以下はアクセスポイントとして使用し、子機としてPSPを使用した場合の無線LANのセキュリティの話。
LF-PK20はWEP、WPA-PSK(TKIP)、WPA2-PSK(AES)に対応しています。(AESの方には2が付いている事に注意)
一方PSPはWEP、WPA-PSK(TKIP/AES)に対応。
つまりこのベースステーションをアクセスポイントとしてPSPと接続する場合はWEPかWPA-PSK(TKIP)しか選べません。しかしWEPは既に解読されており、TKIPも時間の問題と思われます。しかも非常に危険な事にこのベースステーション無線LANをOFFにする事が出来ません。セキュリティ上はベースステーションをWPA2-PSK(AES)に設定するしか選択肢がありませんので、別の無線LANアクセスポイントを用意するか、PSPとの接続を諦めるしかありません。残念ですね。